「まぁ…それはそうだけどさ…明日、一緒に出かけることになったよ。」


「は?俺たちが?」


ユウはやっと顔をあげてアヤトを見た。


髪色と同じ漆黒の瞳がアヤトを捉える。


「そ。なんか森の中に人がいたんだってさ。捕獲してこいってことだよ。


闇族なら色々聞き出せるからって。」


「森のなかに闇族ねぇ…」


「…いまいち、ピンとこないんだよな。」


「どういうこと?」


ユウが首をかしげる。