「あれっ、嬉しくねーの?」 「よく分かんねー」 俺が机に伏せながら気だるそうに答えると、航がちっせえ声でなんか言った気がした。 けど、聞き返す気力もなく、俺はそのまま寝てしまおうと、目を閉じた。 ―――――――――――…… 放課後になり、教室がざわざわしだす。 紫音と共に体育館へ行くと、先に来ていた天雅が飛び付いてきた。 バッシュも履かないまま俺と紫音は天雅に体育館の隅に引っ張られた。 そして、天雅は小さめの声で言った。 「俺……由姫ちゃんが好きだ。」