ガラガラッと教室の扉を開けると、 「あ。」 「おお!由姫!」 翔がいた。 「翔、部活は?」 自分のロッカーからバッシュを取りながら翔に聞く。 「あぁ、もうちょいしたら行く。」 「そうなん。」 会話を終えると、じゃ、と言って教室を出ようとして扉に手をかけたとき 「由姫っ」 翔に呼び止められる。