天然姫様と秘密の王子様





なのに、疾風はいつものようにはいかず。




グイッ

俺の腕を持って、コツコツとステージに上がって行った




なにやってんだよ…っ


司会者も生徒会も全校生徒も唖然として疾風を見ていた






「おいっ、疾風!?」



「みなさん、説明の途中ですがおもしろいこと…聞きたくありませんか?」




俺の腕を掴んだまま、話し始める疾風



おもしろいことってなんだよ…


疾風の思考が、なかなか読めない




先輩たちは面白がって、話にのっていく