天然姫様と秘密の王子様





うんうん、と頷く司会者


若干…いや、かなりウゼー…




遥早の方を見てみれば…顔が引きつってる


捕られるのが心配か?



遥早は自分がどれだけモテてるか知らないくせに…


俺の方が心配なんだよ






「柳城…そんなに遥早ちゃんが心配か?」



「お前に言われる筋合いはねーよ」



「じゃ、守ってみろよ」




司会者が進行してる中、疾風は俺に話しかけてきた


だから、いつものように軽く突き抜けたはずだった