「あのさ、遥早、夜借りるから」



「えー??」




私の遥早を…


まぁ、いいか。恋のためなら!





「了解。姫を頼むよ」



「桜…男口調やめれ」



「言葉、変ですけど。」




相手するのが嫌になったのか、柳城は座りなおした。



私も寝よう。


毛布を深く被って、目を閉じた――⋯