天然姫様と秘密の王子様





「桜、交代」


ギャーギャー騒いでいると柳城くんの声がした。

私の目はもう涙目だ。




「え?…わかった♪」


って、なんでそんなあっさり承諾しちゃうの!?

あなたは親友を売っちゃうの?

ひどすぎる!




「舞花!」


「だって、静かにしてもらわないと困るもん。」


「えぇ;;」


「じゃ、柳城よろしく!」


「おぅ。」



舞花は、柳城君が座っていたところに座った。

隣は爽汰くんらしい。
話が盛り上がっている。







「さてと!」



ビクゥ――――!!




「俺の姫は高いところが嫌いなんだね?」



ニコーと笑ってるけど…後ろに黒いオーラが見えるよ。