「遥早ちゃん…?大丈夫??」




爽汰くんはそんな私を見て心配してくれてる



大丈夫じゃないよ


好きって感情に締め付けられて、つらいんだよ




ダサ男だったのに


変態で

キス魔で


印象なんて最悪すぎたのに



あの人を好きになっちゃったの…!




爽汰くんの質問に何も答えないでいると、

ガラッと大きな音を立てて教室のドアが開いた。