ガチャ
激しい音をたてて、中へと入った。




「父さん!」



「なんだ?なんかあったのか?

とにかく、落ち着きなさい。」





父さんは、秘書に頼んでお茶を入れてもらった。


お茶なんか飲んでちゃいられない!




俺は親父に問いかけた。



「なぁ、桜って言う人知ってますか!?」



「だから、落ち着きなさい。って桜・・?それがどうかしたのか?^^」



「なんか、桜って俺の友達にいるんですけど。
その人の親が父さんの先輩だって言うんですよ。」



「あぁ、桜先輩か。

同じ高校だったな。」




懐かしむように、コーヒーが入ったカップを回す親父