恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─

「星弥。どうしたの?」
「教義大か……」




教義大のパンフレットを見ながら


「他にいいとこあるかな……」



微かな声で呟いたこと。だから、誰一人として星弥の言葉に気づく人はいなかった。