「シュンはタカシの代替品じゃないんだから…!」



そう言うと


外に
駆け出して
行ってしまった



シュン、ていうんだ…


タカシの
本当の名前…



走り去った
彼女の甘い香水の残り香が


何故か私の
孤独な気持ちを煽った



彼に…会いたい



それは
タカシとシュン
どっちに?



ふと康子さんに
聞かれた気がした



それはー…