そのくせ 気になっている私 だから タカシがよく 授業を抜け出して 屋上で隠れてタバコを 吸っているのを 知っていた 喫煙はいけないことだけど その 細くて長い指に つい 見とれた あんな指にタバコは 似合わない もったいない と思った 気付けばいつも 目で追いかけていた 自由奔放なタカシを見ていると心地よく 自分ができないことを 代わりにしてくれているような 不思議な気持ちに なっていた いつしか私は タカシに触れたい と思い出したように なっていた