「ところで、私の上着知りませんか??」


うわ!完全スルーされたιι
やっぱハルにはまだ分からないか…恋に疎い感じするしな…
まいっか!!




「夏目先輩?」

「ん?ああ~梓が持っていったよ!」

「え!?だって穂波先輩に聞いたら体育館だって…」

「あれね、嘘☆」

「はあ??」

「俺が頼んでおいたの!どうしてもハルと話したかったから」




じゃあ、どっちにしろ私は夏目先輩に会ってたってこと…
あ~騙された…軽くショック



私が肩を落としていると、夏目先輩は私の頭をポンポンと叩いて笑っていた


まいいか!仲直りできたし






そして私たちは合宿所へ戻ろうとしたとき、聞き覚えのある声がしてドアの方を見た

…そこには