グイツ―― またしても誰かに引っ張られた でも、今度は痛みがなく温かい腕の中に気づいたらいた 見上げると、そこには夏目先輩がいた 「触んな!!」 凄い形相で茶髪男を睨んでいる 「……ふ~ん、なるほどね」 茶髪男はそう呟いてニヤッと笑って言った 「部屋戻ろうぜ」 「!!いいのかよ…コウ」 「ああ…まあ、明日は試合だからな!楽しみにしてるぜ」 そう言って戻っていった