「く・工藤君、これ…」


「あ?なんだよ」



ヨーグルトのお返しにコーラをあげた。工藤君はコンビニ袋の中を見て、顔を上げると



「やるよ」


「えっ!?コーラ…ダメだった?」


「いや、お返しだろ。だからいらねぇ」


「じゃ、そうと思わずに!!」


バッっと前に出すと工藤君はニヤッと笑った。



「じゃ、これはいらねぇけど……」




どんどん近付いてくる工藤君の顔。

固まってしまって、ジーっと工藤君を見ていたら、チラッと私の口元を見て、アゴをそっと触り、首を少し傾け、目を瞑り