「う・うん!……」



でもドキドキドキ…心臓が早くて息苦しくてたまらない。



「ぁ・あのー……工藤君、ヨーグルト…」



「おぉ、美味かったか」



「うん。凄く美味しかった。ありがとう」




――へ?


ポンっと頭に乗せられた大きな手………



すると突然、ワシャワシャワシャー!!



「ちょ・ちょっとー!!」


思わず頭を触ると工藤君は微笑み



「手、ちゃんと洗ってあっから」



明るく笑ってスタスタ教室へ。



ボーーっとその背中を見ていたら、急に――ヤ・ヤダ…!

顔がボッ!と熱くなってきて、私は急いでトイレに駆け込んだ。