「あのねっ!1つ質問があるんだけど」


「何だよ。1つだけか?…お前の質問になら、幾らでも答えてやんのに…」



意地悪く顔を近づけ、テンション高めのルーの耳元でそう囁くと、ルーは慌てながら、じゃ・じゃぁ!と目の前に人差し指を立てる。



「ま・まず1つ!!」


「はい。どうぞ?」



軽く微笑みながら頷くルーもたまらなく可愛い。



「くっ・工藤君はいつから気付いてたの?」


「あー始めから」



あっさり答えた俺に対し、さっきまでの可愛いルーはどこへやら…。



「はっ!始めからぁぁ!!?」



目をガバッと見開き聞き返してきた。