ふーん…だからか…。


そりゃ、ムードよりも大事だわな…。



コイツが学校で飲んでるもんといえば水かお茶。


それに、日射しが強い日なんかは隣の女子に断りを入れてカーテンを掛けている。


やっぱコイツはプロで、他にも気を付けてる事があるのかもしれない。



「えぇっ…!?」



繋いでた手を勢いよく振るとルーが目を丸くした。



「お手伝い。…すっかり忘れてたな…」



ちゃんと見てやんねぇと…。



草の上に置きっぱなしにしてたファイルを手に取り、膝の上に置いた。