「えっ…!?ウソ…っ!!」



と、俺の言うことなんか無視して、パッとあっさり離れて、横で両手をおもいっきり振りだした。



「…おい、ルー」


「………」



…必死だ、コイツ…。



はぁ……せっかくの良いムードが…。



「ルー!」


「…ん?何っ?」



それも、コイツ…自分でぶち壊して全く気付いてねぇ。



俺は、手を伸ばしルーの手を掴んだ。



「こんだけやればもう来ねって」


「ぅ・うん!でもっ、最後に。明日、撮影だから刺されたりしたらねっ…!」