ったく…いつまで強情でいるつもりだ。



首を横に振ったルーの頭を胸にグッと寄せ付け、その頭に手を当てた。



「いい加減にしろ…」



嫌がろうと離さない。



すると、グスグス鼻をすすって顔を覆ったままボソボソ、ルーが喋りだした。



「ゎ・私…っ…工藤君に迷惑かけたくないしっ、私と居ることで工藤君が色々、言われたりしたら凄く嫌だってっ…だから、さよならするしかないって思ったの…っ…。

で・でも…っ、見せたら離れるんじゃないかって思いもやっぱりあって…っ…、そう思ったら怖くなっちゃって…っ…、

離れられるくらいなら、じ・自分から離れようって…っ、巻き込みたくないのを理由にして…っ…グスッ」


「ルー…」



バカが…。