「ち、違うよ、ボーっとしてただけ」


「本当は寝てたんだろ」


「寝てないよ!起きてたから!」


言うと窓の外を見ながら、ふーんと呟き私を見る。


「また寝てたら俺が起こしてやる」


「ぐっ…だから寝てないって言ってるでしょ!?それにもう寝ませんからっ!」


そう言うとニヤっと笑い



「どうだか」


そしてアゴをクイッと上げまたニヤー。


もうっ!!

私は勢い良く向き直った。


何なのよー!!
全然、人の話聞いてないじゃん!!
それに勝ち誇った顔しちゃって!!

くやしーーっ!!

もう絶対寝ないんだからっ!!