“しつこい”とか散々言って、私は工藤君をたくさん傷つけた…。


だから、私は…ここまで言ってもらえる資格なんて無いはずなのに…。



私は目を瞑り、小さく一息吐いた。



「私も…メール、凄く嬉しかったよ…。それに…工藤君の姿に感動したから、私の中では勝ち点、3!」


「…フッ…得点は。1点か2点か」



「えっ…!?さ・3点…?…3‐0でねっ…!」


「100‐0、じゃねぇのかよ」


「えぇっ…!!そっ・それは……」



戸惑っていると、工藤君はまた、フッ…と笑って、どうもな…と言いながら、またギューッと強く抱き締めてきた…。