また私達は、地下鉄のホームでその偶然に喜び、バーゲン!?と言い合いながらピョンピョン跳ねた。



「ねぇ〜朱里〜!!試合が終わった後、霧島君とデートなんでしょ〜!」


「えっ!……うん…。
でも…良かった…。私ね、本当は今日…ルイ、来ないんじゃないかって思ってたんだ…。でも、元気になったみたいで本当に良かった!!」


「朱里……」



いっぱい、心配させちゃったんだ…私。



照れ臭そうに微笑んで、ホッした笑顔を浮かべた朱里に目がウルウルしてきた…。