『おい、ガキんちょ。やきそばもな』



別に…呼んでもいいよ!ってオーラを出してた訳じゃないんだけど、工藤君が鋭すぎる…としか思いようがない。


だって、チョコバナナ作戦も見事、見抜かれちゃった訳だし…。



私も、おやつにベビーカステラを買って、ゆっくり食べれる所で・って事で神社の本堂から少し離れた所にある木陰にやってきた。



「まぁ、普通」


「中がトロトロしてる」



私はクスクス笑いながら工藤君にたこ焼きを渡して、工藤君からやきそばを受け取って、口に運んだ。



「……えっ、凄くおいしいよ?ちょっと甘くて、これぞ!お祭りのって感じで…」