でも、あのチョコバナナ作戦は善かれと思ってした事だったけど、本当にダメな手だよね…。


工藤君は、ニヤって笑ってるけど、また言われて当然だし、デコピン2発…もちろん、されて当然だ。



「工藤君、チョコバナナの事は本当にゴメン…。でも、凄く嬉しかったんだよ?おいしかったし!」


「んなの……バカじゃねぇの」


「…っ…!!」



プイッと目を逸らしたかと思ったら、工藤君は離れて、おでこを手で軽く小突いてきた。



「別に高いもんでもねぇのに、お前は、マジ気にしすぎなんだよ。考えすぎ。
いつも、ヌボー、ボヘーっとしてるくせに」