「ルイーー!!」



地下鉄のホームで手を握り合い、ピョンピョン跳ねる私達。



「どう?」



朱里が、ニコニコ笑いながら手を広げてポーズをとった。


赤とピンクの桜柄が入った白地の浴衣にピンクの帯…。


頭には赤の大きなコサージュが付いている。



「凄く可愛い!!」


「あはは!ありがと!ルイも凄く似合ってて素敵っ!!」


「あはは!ありがと!」



お互いの姿をマジマジと見つめながらクスクス笑って、私達は地下鉄に乗り、お祭り会場の最寄りの駅に向かった。