「…!…ルー!!落ち着けコラ!!」


「あっ!ゴ・ゴメン…!!」


「まず、落ち着け」


「ぅ・うん…」



あーまた、やっちゃたよ…。


ボフッとクッションに顔をくっ付けた。



「工藤君、大声出して本当にゴメンね…」


「パニックは治まったか」


「うん…」


「じゃ、高野に電話してみろ。待っててやるから」


「えっ!で・でもっ…!」


「あ?」



こ・恐いっ…!!



「わ・解った、してみる…。じゃ、……待っててくれる…?」


「おぉ、ただし30分な」


「あはは!ありがとう。じゃ、また掛ける。待っててね」


「おぉ」



少し照れてるように感じた工藤君の声を聞いて、私は1度、電話を切り朱里に電話をした。