きゃーーー!!言っちゃったーー!!



心臓バクバク!!手のひらは汗でびっしょり濡れている…。


でも、これだけを言うのに100mでも全力で走った気分…。


何か一気に疲れてきた…。



すると、起きたのかな…電話の奥から微かに音が聞こえてきた。




「……“くん”は、いらねぇよ。だから、三角」



さ・三角って…!!
でも、本当、簡単に起きちゃったよ!



「…ぉ・おはよー!」


「……こんばんはだろ」


「こっ・こんばんはー」


「はは。…こんばんは…」



うぅ……凄く照れ臭い…。


工藤君の優しい口調にまたもやドキッとしてしまった…。