「じゃ、帰るぞ。高野は…もう知ってるみたいだしな」


「えっ!?」



バッと勢い良く朱里の席の方を見ると、朱里も香奈ちゃんも美咲ちゃんもニヤニヤ笑って手を振ってくる。



「な?」


「ぅ・うん…あ、でもねっ!」


「なんだ。まだあんのか」


「美容室行くから、途中で降りちゃうけど…」


「じゃ、そこまでな」



軽く微笑んだ工藤君にコクッと頷いた。