「な・何で知ってるの…?」


「あの時に何となく。それに昼休み教室に来てたしな。で、どうだ、振った感想は」


いたずらに聞く工藤君。
何か楽しんでない!?


「そんな事、言えるわけないでしょ!?悪いとは思ってるけど、気持ちには応えてあげられないんだから!」


「おい、しっかり言ってるぞ」


少し笑う工藤君。


「…笑わないでよ。大和君は…」


真剣に想いを伝えてくれたんだから…。



「ルー」


俯いてる私に工藤君が声を掛けてきた。
顔を上げると工藤君は真剣な顔をして言った。