歩いてる間に"あれ"について聞きたかったが、アジトに着いてからでもいいか。と思ってやめた。 『さぁここじゃ!』 アジトは本当に近かった。 「この家がアジトなんだ。」 へぇ~。 茶色をして、お世辞でも立派ではない。 ボロくさい木製の家か。 『それはどうかな。まぁ入ってみたらわかるよ!』 表札もインターホンもなく、蹴り飛ばしたら壊れそうなドアの鍵をやべっちが開ける。 かと思いきや…