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地上のとある場所。


若い青年がコーヒーを一口飲みながら、黒ぶち眼鏡越しに同じ所を眺めてる。


横にいるおじさんも青年と同じ場所を眺めているが、二人ともソワソワしている。




おじさんが口を開いた。

「もう行ってしまったのかもしれねぇぞ。矢部。」



「さすがにまだ出てきてないと思いますよ。」


青年が言った。

この青年は矢部という名前のようだ。


矢部はパソコンを操作しながら、またコーヒーを飲んだ。



コーヒーを飲む青年だ。




「大丈夫ですよ!パソコン持ってきたけど管理部からの信号は逃しませんって。」