亜沙美は少し悔しそうな顔をすると


大して気にも留めてないくせに…


って吐き捨て、店の方に走って行った。





…亜沙美は、昔っから、核心に触れるとすぐ怒るからな。


オレん中では、小さい頃と何ら変わっちゃいねーのに…。


亜沙美はオレの知らない所で実はどんどん変わっていってんのか…?




…優羽吾に、亜沙美の事頼まれたけど。そろそろオレじゃ役不足かもな。




その考えを消すかのように、オレは煙草の火を地面にこすりつけた。