今までこうやって見つめあうコトなんてなかったけど……揺るぎないその瞳に、釘付けになった。


私の大切な人は……ここにもいたんだね。


好きな人への愛情、友情、家族愛……


どれを1番に選べばいいんだろう。


きっとどれも


私には選べなくて、お母さんに従うだけの人生。


やりたいコトを見つけたいから


学校に行くって決めたものの、見つけられず


とうとう来週を迎えるんだ……。


って、そう思っていた。


ううん、諦めかけてたんだ。





だけど、自分の人生は人任せではいけない


自分で動かすしかないんだなって


それを、意外にもはっちゃんから教えてもらった。


結局私は、自分勝手に生きてきた風を装っても


ただのお嬢様でしかなくて。


その殻は、


自分で打ち破るしかないんだよね。