だけど態度に出したら……きっと愛斗は怒るだろうから、ちゃんと考えてるフリをした。
愛斗が私に似合うって言ってくれたから、髪には白の生花のヘッドドレスを飾るコトにした。
ドレスも……正直どれでもいい。
みんなにお祝いしてもらうのが、すごく心苦しいよ。
お店のみんなに挨拶をして、はっちゃんとふたりお店を出た。
もう今日からしばらくこのお店に来るコトはないんだね。
名残惜しい感じで外からお店を眺めていると、はっちゃんが私の手を握ってきた。
「ちょっと、はっちゃん!? 血迷った?」
慌ててふり払おうとすると、ギュッと強い力で握り返された。
なんなの? 今まで手どころか、甘い言葉さえ囁いたコトのない男がなにやってるんだろう。
「亜沙美、もう……タイムリミットがきたぜ。来週オレたち結婚すんだし、もう友達はやめよ」
は? なに言って……。
「バカ? 結婚なんて、形式上なんだから! はっちゃんは、結婚したって今までみたく遊んでていいんだよ」
愛斗が私に似合うって言ってくれたから、髪には白の生花のヘッドドレスを飾るコトにした。
ドレスも……正直どれでもいい。
みんなにお祝いしてもらうのが、すごく心苦しいよ。
お店のみんなに挨拶をして、はっちゃんとふたりお店を出た。
もう今日からしばらくこのお店に来るコトはないんだね。
名残惜しい感じで外からお店を眺めていると、はっちゃんが私の手を握ってきた。
「ちょっと、はっちゃん!? 血迷った?」
慌ててふり払おうとすると、ギュッと強い力で握り返された。
なんなの? 今まで手どころか、甘い言葉さえ囁いたコトのない男がなにやってるんだろう。
「亜沙美、もう……タイムリミットがきたぜ。来週オレたち結婚すんだし、もう友達はやめよ」
は? なに言って……。
「バカ? 結婚なんて、形式上なんだから! はっちゃんは、結婚したって今までみたく遊んでていいんだよ」


