そんな…


逆恨みみたいな感情を、お母さんに対して持つ時がある。


でも、


お母さんのその努力がなければ、未だ屋台でクレープを売っていて…


私やお兄ちゃんは学校にも行けず、もう働いていたかも知れない。


…お母さんのおかげで今の私があるのにね。






よく…


わからないよ。


私は将来何をしたいのかも、全く見えない。


やりたい事もないし。


だからといって、お母さんのようにバリバリする自信もない。


私のやりたい事って…


何だろう。









お兄ちゃんは、


お爺ちゃんの畑…お母さんの故郷で、それを見つけたって事だよね。


じゃあやっぱり…


うちの会社を継ぐのは…私なのか。


そのうちいつか、腹をくくらないといけない時が来ると思う。


それまでに


私は決心できるのかな。