海で私を待つ愛斗くんの背中は…


今まで見た中で


一番、寂しそうに見えた。





朝日に照らされた顔が、


綺麗で…


少し見とれた。






そういえば、


高校生の時は愛斗くんにドキドキした事もあったっけ。


…なんて、昔の思い出に浸ってみたり。







砂浜に座り、二人で少しだけ話した。


突然帰るなんて言い出すし、仕事が一番忙しい連休にここに誘ったからなのかなって反省してたら


そうじゃないって言うし。





よくよく話を聞けば、


前日に亜沙美ちゃんを傷つけたから、合わせる顔がない…って。