…少し思い出した。






あれは、


愛斗だったんだよ。





寒くて凍えそうな私を


力強く抱きしめてくれて


海から助けてくれた。








多分…


あれは愛斗だったんだ。








心配かけんなよ…


って、


思ってくれた?







可能性はないかも知れない。


だけど…


やっぱり諦められないんだ。









もう、無理に愛を迫ったりしないから。


…お願いだから


好きでい続ける事を、許して下さい。














神さまは、


こんなふざけた私をとっくに見放してるだろうけど、






生きて戻れたって事は…


そんな1ミリもの希望を


少しでも残してくれたって


事だよね?