「みう、気にせず先に寝てていいよ。亜沙美もいつ起きるかわからないから…」


「…優羽吾くんは寝なくて大丈夫?私、起きてるから、先に仮眠取ったらどうかな」


「ん。オレはいいよ。みうが今寝てくれた方が、明日オレがバテても任せられるし」


「…うん、わかった。じゃあ先に寝るね」


私がベッドに入ると、優羽吾くんが布団を肩までかけてくれる。


優しい笑顔の優羽吾くん。でも、顔がちょっと疲れてる…。


ここ最近、亜沙美ちゃんの事で…色々悩んでたから余計なのかな。


「ごめんな。結局、みうとゆっくり話す時間なかったな」


「ううん。私はいいよ。…優羽吾くんの気持ちがわかったから…それだけで充分だよ」


優羽吾くんの指先が、私の頭を優しく撫でる。


まさか優羽吾くんに、こんなリラックス姿を見られる事になるなんて。


恥ずかしいけど、寝る前に優羽吾くんを見つめられて、幸せ。