あいらぶゆー2

「あ…」


言葉に詰まってると、優羽吾くんが私の手を取った。


「みう、オレさぁ…もし、みうが戻って来いっていうなら…元の生活に戻るのも悪くないって、最近思うんだよな…」


「…え?」


「爺ちゃんにはもう十分孝行したし、…ここに来てたくさんのコトも学んだ。実家で親の手伝いすんのも悪くないかとかさ…最近よく考えるんだ」


優羽吾くん…?


それって、戻って来るっていうコト?


でも…それならどうしてそんな迷った表情してるんだろ。


「本当に…?」


「…あぁ。一つ気がかりなのは、ここのパインが爺ちゃんの代で終わるってコトかな…」


やっぱり、それが気になってるんだよね。