「愛斗~!こんな所で会えると思ってなかった。嬉しい!」


亜沙美は目の前に来ると、体を曲げてオレの顔を覗き込む。


「オマエ…、んな格好で何やってんの?」


「見ての通り?さっきまでビーチで遊んでたんだぁ。ビキニ姿どう、似合ってる?」


そう言って羽織ってるバスタオルをチラリとめくる。


「オマエ…浮いてっぞ。水着で室内ウロついてんなって…」


「ちょっと事務所に用事があったんだ。ねぇ愛斗、ココへは旅行?仕事?」