「…あ、そうだ。亜沙美ちゃん今から時間ある?私こないだ旅行に行ったんだけどお土産あげる。


事務所に置いてるから、一緒に来てもらっていい?」


「本当に!?うわ~嬉しいな。行く行く」


社員さんについて、ホテルの中に入って事務所の前で彼女が出てくるのを待っていた。


ホテルの一階の事務所の入口付近には、今日到着したばかりのお客さんが続々と入ってきていた。


うわ…、私こんな所にいちゃ邪魔だよね。


しかも水着にタオル羽織ってるだけだし、おじさんがジロジロ見ていく。