「亜沙美ちゃん!」 振り向けば、そこにはホテルの社員さん。 私が大学生らしき彼らを振りほどき、歩いてビーチハウスにたどり着くと私の後を追ってきていた。 「こんにちは。…どーしたの?焦っちゃって」 「若い子に絡まれてるから心配してたのよ。亜沙美ちゃん、気を付けてよ?」 心配そうに私の顔を食い入るように見つめる彼女。