優羽吾くんは…


あの時、今度こそ逃げないからって言ったけど。


あれは…結果的に


逃げた事になるんじゃないかな。


私からも…、愛斗くんからも…。


今ある状況を全て捨てて…。やりたい事を見つけ出したのはすごい事だけど…、


そんなに急がなくても…良かったんじゃないかな。


せめて…


一緒に卒業したかった。