「亜沙美、早く支度しな」


「うん…」


今日…本当ならお兄ちゃんはもう元の生活に戻ってるはずだった。


でも、私とはっちゃんのせいで…しばらくまたこっちに滞在することに。


私は…今日は学校を休んだ。


朝起きて、自分の泣きはらした顔を鏡で見て…お兄ちゃんにバレたことは夢じゃなかったんだ…って、愕然とした。


朝起きると、お兄ちゃんは既に支度を済ませて、リビングで新聞に目を通していた。


今日は私の携帯を…解約に行くって。