「お兄ちゃん!も~、お願いだから・・・携帯返して?」 「あのさー。亜沙美、自分の立場分かってんの?携帯はオレが預かる。明日、これ解約に行くから。ったく、まさか・・・オマエまで」 解約!?冗談じゃない! しかも、オマエまでって何よ・・・。 朱兎と別れた後、一旦家に戻ったんだ。 そしたら・・・お兄ちゃんがすごい形相で私の腕を掴んで、部屋まで引きずって行かれた。 そして、例の仕事のコトを問い詰められた。