朱兎の手を払い、慌ててグラスを手にとりストローをくわえる。


「…別に呼んで欲しいとかねーケド…、寝言で…愛斗とか言われたらオレの立場ねーんだよなぁ」


ね…寝言で!?嘘だぁ。


目を見開き朱兎の方を見ると、クックとおかしそうに笑いをかみ殺してる。


「ハチ公が言うには、似てるらし~じゃん。オレら」


「…オレらって?」


惚けて笑顔で聞き返したつもりだけど、多分…笑えてない。


朱兎は…


はっちゃんが言ってたように


…やっぱり知ってたんだ。