「…で?」


「で?って…。だから、はっちゃんは見逃してあげてよ…」


「フゥン」


私の前に座っているのは…3日ぶりに見た朱兎。


久しぶりに携帯に着信があって


取るのをためらったけど…出ないと、突然どこかに現れそうで怖かったから。


愛斗と一緒の所を見られたら、愛斗にまで手をかけるかも知れない。


それだけは…


絶対に避けたい。