「…どうしたの?何か変だよ…。ほら…手が震えてるってば」


「…るせぇな。何でもねーし」


パンっと手を払われ、はっちゃんは顔を背ける。


…おかしいよ。


お兄ちゃんの様子も変だったし…。


その時、部屋の扉が開いた。


「お兄ちゃん…」


中に入ってきたのは、お兄ちゃんだった。


着替えをすませ、顔を洗ったのか、さっきよりさっぱりした顔をしていた。


…でも、顔が


ちょっと怖い?