「オイ…何でお前ら…」


オレの前にいたのは、久しぶりに会う、優羽吾とみうだった。


落ちたアイツの事も忘れ、二人が一緒の事の方が気になった。


「愛斗くん…。どうしてここに?えっ、もしかして、この子突き落としたの?」


物騒なコト言うオンナだな。


「オレじゃねーって。そいつ、自分から落ちてった。…生きてんのか?」


「生きてるけど…気絶してるみたいだね。愛斗、こんなガキとやり合ってんの?」


横から冷ややかな優羽吾の声が聞こえる。


「たまたまだっつの…。この年までケンカしてるワケねーだろ?優羽吾、久しぶりだよな…。元気だったか?」